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スプリンクラーの導入

多目的スプリンクラーの導入による効率的生産

当地区では、夏期において毎年のように干ばつの影響を受けていました。特に昭和42年は過去に例を見ない大干ばつとなり、飲料水までが枯渇し、ほとんどの果実が柚肌状の菊みかんとなってしまい販売額は前年の5分の1と無惨な結果に終わるということがありました。

このような状況から、地域の人々の水への熱い思いにより国営の南予用水事業を誘致することになりました。
国営南予用水事業は、2市7町の7,200haの樹園地への水の供給と、17万人の住民の飲料水の供給を目指すものでした。これにより、県内産地に先駆けて昭和51年から昭和57年にわたり全園地に多目的スプリンクラ一を導入しました。当該施設を利用した全園地への農薬散布はわずか4時間で終了し、農家は最もつらい作業から完全に解放されることになりました。

また、オーバーヘッド型多目的スプリンクラーを効果的に利用するためには、農薬の付着率を高め、病害虫を防除することが必要でした。
これには樹形の改善が最も重要なことから、樹高2.4m、亜主柱間隔70cm以上、樹間間隔50〜60cmの確保を目標に、間引き剪定と間縮伐を徹底し、低樹高化を図りました。
農薬付着率の向上、病虫害の発生率低下にとどまらず、受光態勢の改善、摘果・収穫・剪定などの作業効率の向上が図られ、省力化及び高品質果実生産に大きく寄与しています。なお、スプリンクラーは、かん水、薬剤散布のほかに液肥の散布や、塩害回避のための散水にも活用されています。

スプリンクラーの確認風景 スプリンクラーの確認(無線機で連絡)

スプリンクラー指令室 スプリンクラー指令室(制御室)

農薬混合作業風景 農薬混合基地 作業風景

農薬混合基地 農薬混合基地とスプリンクラー指令室の連絡風景

川上共選

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